抗菌防臭にはどんな効果がある?おすすめアイテムを交えて紹介
少しでも長くお気に入りのアイテムを着続けたい方にとって、衣服に付いた臭いは悩みの一つ。夏場での汗の臭いや部屋干しによる臭いなど、その原因は実に様々。
このようにお気に入りの洋服をどんなにケアしていても、臭いが気になる方も少なくありません。そこで活躍してくれるのが抗菌防臭加工が施されたアイテム。しかしながら、どのようなメカニズムなのかまでは知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、服を菌や臭いから守る「抗菌防臭」について抗菌防臭加工の概要や仕組み、制菌加工との違いについても触れていきます。
抗菌防臭加工は、繊維上で菌が増殖しないようにすることで、嫌な臭いを防ぐ「防臭効果」を持たせる加工のこと。ここでいう「菌」とは、黄色ぶどう球菌のことを指します。抗菌防臭加工はいわゆる「殺菌」効果があるわけでなく、衣服に付着した黄色ぶどう球菌を抑制するための加工だということを覚えておきましょう。
抗菌防臭加工が施された製品はスポーツウェアや靴下、肌着など汗に干渉しやすいアイテムに施されていることがほとんどですが、その他にもパーカーやTシャツなど多くのファッションアイテムにも採用されています。
店頭やネットで抗菌防臭加工が施された衣服を購入する際に気になるのは、何を目安にすべきかということ。抗菌防臭加工の衣類には「SEKマーク」が付いているので、購入の際に確認するといいでしょう。
このSEKマークは、加工剤・製品の両面で安全性や性能を評価するための試験を行い、クリアした製品のみに与えられる認証のことです。SEKマークには抗菌防臭加工を示すもの以外にも、制菌加工や光触媒抗菌加工など様々な種類があります。ちなみに、抗菌防臭加工のSEKマークは青色のマークなので覚えておきましょう。
抗菌防臭加工は、前述したSEKマークの認証基準に到達する「抗菌剤」を繊維にあらかじめ練り込むことで発揮されます。また、繊維の表面に後から付与させる場合もあります。
細菌の活動を抑止させる抗菌剤を繊維に練り込んでいるということが、抗菌防臭加工が施された衣服の特徴です。
抗菌防臭加工の基準は、菌液吸収法という抗菌性試験による「抗菌活性値」。菌液吸収法は抗菌防臭加工の試験対象である繊維と菌を同じ容器に入れて、37±2℃で2日ほど培養した後に菌を洗い出し、洗い出した菌の数を測定する試験方法です。抗菌活性値を計算し、数値が「2.2以上」だった場合のみが、抗菌防臭加工の基準値に該当します。
抗菌防臭加工と似たような言葉に「制菌加工」があります。制菌加工とは、繊維上の菌が繁殖しないように施される加工のこと。
抗菌防臭加工が「臭いを抑えるための加工」であるのに対し、制菌加工は体に害のある菌を活性化させないために施されるという違いがあります。そのため、医療従事者が着用する衣類などに多く見られる加工です。
ちなみに先ほど紹介したSEKマークは、制菌加工にもあります。制菌加工のSEKマークは抗菌防臭加工とは異なり、オレンジ色のマークなので覚えておきましょう。制菌加工がSEKマークの認証を受けるには、繊維に付着した有害細菌や常在菌を増殖させないレベルにまで到達している必要があります。
ELKEXのオックスフォードレギュラーシャツには、抗菌防臭の他に「吸汗速乾」の機能が備わっています。嫌な臭いを抑えるだけでなく、汗をすぐに乾かしてくれるので、快適な着心地が持続します。
シンプルで着こなしやすく、清潔感のある襟付きデザインなので、普段着はもちろんオフィスカジュアルとしても好印象を与えられるアイテムで、価格は税込¥5,390。
ELKEXのダンガリーシャツは抗菌防臭加工だけでなく、接触冷感機能が備わっています。汗の臭いを防げるのはもちろん、ひんやりとした肌触りを実感できるので夏のアウトドアでも快適に着こなせるアイテム。
シンプルなデザインなので、一枚でも羽織としても使えるのが魅力です。夏こそベーシックカジュアルを楽しみたいという方にぜひ試して欲しい一枚で、価格は税込¥6,490。
レディースからはハリ感のある、抗菌防臭加工を施したダンガリーシャツをリリース。UVカット機能がついていることも嬉しいポイント。
トレンド感のあるオーバーサイズシルエットで、シャツジャケットのようにさっと羽織れる一枚です。
商品情報は以下の通り。
商品名:DUNGAREE L/S SHIRT
品番:EKL2SP4206
カラ-: IBLU,LBLU
サイズ: M,L
価格: ¥6,490(税込)
今回は、抗菌防臭加工とは何かという疑問を解消する様々な観点について解説しました。抗菌防臭加工の仕組みや、制菌加工との違いについて紹介しました。
せっかくのお気に入りの衣服が嫌な臭いに包まれては、気持ちが下がってしまうもの。毎日でも着続けたいアイテムだからこそ機能面にこだわってみてはいかがでしょうか。当記事の内容が、抗菌防臭に対する意識を高めるきっかけになれば幸いです。