2022.02.16チノパンに関する基礎知識と購入する際のポイント

カジュアルシーンはもちろん、オフィスカジュアルでも多くの方が愛用するチノパン。しかしながらチノパンを普段から履かない方にとっては、その魅力もいまいち理解できないのではないでしょうか。

またこれだけ多くのシーンで愛用されるチノパンですが、そもそもどのような歴史があり、どのような生地で作られているかなんてことも気になるところ。

そこで今回はチノパンにスポットをあて、その基礎知識から特徴、または購入する際のポイントなどについて触れていきます。

1 チノパンツとは

そもそもチノパンツとは、綾織の「チノクロス」という綿生地で作られるパンツのことを指します。チノパンの方が聞き馴染みがあるかと思いますが、これはチノパンツの略称です。

チノクロスとは、細めの経糸と緯糸とが同じ色で織られている生地のこと。同色の糸を使うことで均一な色合いになり、糸が細いことで独特の光沢を放つのもチノクロスの特徴です。

チノパンのルーツは、19世紀ごろにあります。当時インドに駐留していたアメリカ軍は、敵から目立たないようにパンツの色を白からカーキに変えていました。そのパンツが起源となり、第一次世界大戦中には作業着として活用されるようになります。さらにその後、一般にこのパンツが普及し現代のチノパンとして定着したんだとか。

現在流通しているチノパンツのベースカラーはベージュが多いですが、カーキ・ブラウン・ホワイト・ネイビー・ブラックなども展開されています。また従来はストレートフィットのものがメインでしたが、最近ではワイドタイプやカーゴタイプ、テーパードタイプなどが展開されているので、幅広いコーディネートに対応できるようになりました。

現代ではチノパンツの定義も広くなり、ジーンズ生地以外の綿素材であればチノパンツと呼ばれることも。ビジネスシーンでの着用が可能な場合も多く、デザインやスタイルだけでなく、活用できるシーンが幅広いのもチノパンツの特徴です。

2 チノパンツの魅力

チノパンツの魅力には、オールシーズン着回せる汎用性の高さが挙げられます。前述したようにチノクロスと呼ばれる生地を使用しているため、一年を通して着回せるわけです。

どんな服にも合わせやすく、カジュアルにもフォーマルどちらにも対応できるため、コーディネートがあまり得意ではない方でも簡単に取り入れられることが魅力。

オフィスカジュアルにも使用できることから、スーツよりも安価で購入できるメリットもあります。ドレスコードがある場所でも使用できることもあるため、色違いで数本持っておくと重宝してくれるでしょう。

トップスや靴などによって様々な表情が見られるのもチノパンツの魅力です。ジャケットやローファーなどと合わせればフォーマルに、ポロシャツやTシャツ、スニーカーと合わせればカジュアルなコーディネートに仕上がります。

また、締め付けが極端に強いわけではないため自宅でのコーディネートにもおすすめです。おうち時間が増えている中でもおしゃれをしたい方は、チノパンを使ったお気に入りのコーディネートを探してみてはいかがでしょうか。

3 デニムやスラックスとの違い

チノパン以外にもデニムやスラックスなどの種類がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。

ここではそれぞれの違いについて触れていきます。

まずデニムパンツとの大きな違いは、素材。チノパンツがチノクロスで作られているのに対し、デニムはデニム素材で作られており、チノパンツはデニムよりも細い糸で作られています。

またカジュアル要素が強いことも特徴の一つ。カジュアルな印象を与えてくれますが、フォーマルなシーンでは不向きなことが多いでしょう。

続いてスラックスはウールやコットン、機能性が高いポリエステルなどの素材を採用しているアイテムです。ジャケットなどに合わせやすく、ビジネスシーンなどがメインステージになることが多いですね。

ビジネスシーンの印象が強いスラックスですが、最近ではオシャレ着としても人気を誇っています。

デニムやスラックスといってもいろいろな形状がありますが、使用する生地次第で大きく印象が変わることが分かりますね。

4 チノパンツを購入する際のポイント

チノパンを購入する際にシルエット・カラー・素材の3つのポイントを意識することが大切です。

ここではそれぞれのポイントを説明していきます。

4-1 カラー

チノパンを選ぶ際はカラーに気をつけることもポイントの一つ。トップスなどのアイテムとの相性を考え、合わせやすいものを選ぶといいでしょう。

チノパンのベーシックカラーといえばベージュですが、コーディネイトしやすくオンでもオフでも活躍する万能カラーです。

トップスのカラーも基本的には合わせやすいですが、ネイビーやブラックなどの濃いめの定番色を持ってくると落ち着いた印象に。爽やかなコーデでまとめるのであれば、白や明るめのグレーなどを合わせると違った印象を与えてくれます。

チノパンのカラーがブラックやネイビーなどの色味も定番スタイルの一つ。トップスは明るめのカラーを合わせると全体のバランスがとりやすくなります。

チノパンの色味を濃くすることで、シャープでシックな印象を与えてくれます。がっちり体型や下半身が太いと気にされる方におすすめ。

その他にも多くのカラーが展開されておりますが、上記で記載した定番色を合わせるといいでしょう。

コーディネイトをする際は、上半身との色の濃淡を変えると合わせやすくなります。

例えば明るめの色味のチノパンであれば、トップスは濃いカラー。逆に濃い色味のチノパンであれば、トップスは明るめのカラーを合わせるといった具合です。

相手に与える印象もしつこくなく、全体のバランスがとりやすくなります。

4-2 シルエット

チノパンを購入する際にタイトやレギュラー、ワイドなど多くのシルエットが展開されているので、どれを選ぶべきなのか悩んでしまう方も多いはず。

その場合は、着用シーンをイメージしながら選択するとシルエットを選びやすくなります。

シルエットがタイトな場合はきれいめな印象を与えてくれるため、ビジネスシーンで活躍してくれるでしょう。

その際に丈感を気をつけることがポイント。パンツの丈感で相手に与える印象は大きく違います。ビジネススタイルであれば、丈感はくるぶしが見える程度の丈感を選ぶとすっきりとした爽やかな印象を与えてくれます。

レギュラーフィットの場合は、汎用性が高く基本的にはどのようなコーデにも合わせやすいことが特徴です。

トップスを選ぶ際も迷うことも少なく、カジュアルスタイルにおすすめ。丈感はフルレングスで、ロールアップしてくるぶしを見せれば違った印象を与えてくれることがポイント。

ワイドシルエットはカジュアル要素が強く、オーバーサイズのトップスとのコーデを楽しむことができます。丈感はフルレングスを選択し、合わせるシューズもボリュームがあるものを選ぶとよりコーデを引き立ててくれます。

このようにさまざまなシルエットがありますが、サイズ感を意識することも大切なポイント。どんなに綺麗なシルエットだとしてもサイズ感があっていなければ台無しです。

その際にウエストや股下、太もも回りの着心地を意識しましょう。ネットや店頭で見た目が良くても、実際に着用してみたら自分には合っていないと感じることも少なくありません。

商品を購入する前に試着をすることで、自分に合ったアイテムを探していきましょう。

4-3 素材

チノパンを選ぶ際は素材も注目しましょう。

ほとんどのチノパンは綿の素材が中心ですが、伸縮性に優れたポリウレタン混合の素材もあります。

ポリウレタンが混ざった綿素材であれば、綿100%のチノパンツよりも動きやすさが確保でき伸縮性に優れていることがポイント。

シルエットもタイトなものからワイドなシルエットまで多岐に渡ります。

動きやすさを意識するとシルエットの太いパンツが選ばれがちですが、伸縮性があれば細身のパンツでも心地よく着こなせるので伸縮性のある素材が使用されているのかをチェックしておくといいでしょう。

5 ELKEXアイテム紹介

ELKEXの「GOODAY PANTS(グッデイパンツ)」は、通年を通して穿くことができ、動きやすい設計でオンでもオフでも穿ける万能パンツです。

また、うっかりコーヒーや醤油をこぼしても生地に付着した汚れが、洗濯などで落ちやすくなる「SR加工」を採用していることがポイント。

EASY TO MOVEをテーマに「アジャストストレッチウエスト」「膝が出にくく曲げやすい設計」「伸縮性の高い素材」を採用したグッデイパンツは、ストレスにならない履き心地を一日中キープしてくれます。

アイテムのスペックは以下の通り。

商品名:GOODAY TAPERED PANTS SR
品番:EKM2SP4156
カラ-: ネイビ-、サンドベ-ジュ、ブラック
サイズ:M,L,XL,XXL
プライス:¥6,490(税込)

お仕事でも活躍してくれるアイテムなので、是非体験してみてはいかがでしょうか。

さまざまなシーンで活躍してくれる一着

今回は、汎用性の高いアイテムとして人気のあるチノパンについて触れてきました。チノクロスと呼ばれる生地を採用していることで、デニムなどのパンツとは違った印象を与えてくれます。

購入する際はカラーやシルエット、素材などをチェックし自分に合った一着を見つけられるといいですね。

まだチノパンにチャレンジしたことがない方や、さらにオシャレを楽しみたい方にとって本記事を参考にしていただけると幸いです。