ストレッチ素材とは?その特徴やお手入れ方法などの基礎知識を紹介
多くのファッションアイテムに採用されているストレッチ素材。
なんとなく伸び縮みしやすい素材っていうことは知っているけれども、ストレッチ素材についてどのような素材なのかをご存知ない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はストレッチ素材の基本的な知識と、その特徴やお手入れ方法について解説していきます。
ストレッチ素材は「伸縮性と弾力性富んだ素材」の総称です。あくまで“総称”なので、ストレッチ素材という名称の原料はありません。
ストレッチ素材の原料はウールや綿、ポリウレタンなどが使用されています。しかしながら、それらの原料が使われていれば全てストレッチ素材という訳ではありません。
ウールなどの素材は、ある程度の伸縮性はあるものの、それだけでは十分とは言えないからです。そこで、ストレッチ素材と呼ばれるものを作るために、糸にひねりを加えるなどしてさらに伸縮性を高めます。また、平織りの生地を斜めにカットすることで縦横に伸びる余地を作るといった工夫がされていることもポイント。
ストレッチ素材が開発されたのは1958年のこと。アメリカのデラウェア州・ウィルミントンに拠点を置く、化学メーカー「デュポン社」が開発しました。“ライクラ”と呼ばれるポリウレタンを使用した弾性の高いオリジナルの素材がルーツなんだとか。
一般的にはスパンデックスと呼ばれ、スポーツウェアから下着に至るまで様々なアイテムに使用されてきました。
ストレッチ素材は、ストレッチ性とキックバック性が最大の特徴。この両方を兼ね備えているからこそ、ストレスフリーな着心地を実現させることができます。
ストレッチ性は伸縮性を意味し、生地をギュッと引っ張ることで縦や横に伸び縮みさせることができます。これにより生地自体が伸び縮みするので、体を大きく動かしても快適に過ごすことができる訳です。
次にキックバック性は反発性を意味しており、生地を伸ばした後に元の形に戻る力のことです。高い反発性のストレッチ素材であれば、生地が伸びたり縮んだりを繰り返してくれるので、生地がよれにくくメリハリのあるシルエットをキープしてくれます。
しかし使用頻度が増えれば増えるほど、反発性が弱くなってしまうことを覚えておきましょう。
また高いフィット性があり、着用した衣類がずれるのを防いでくれるのもストレッチ素材ならではの特徴。その他にもストレッチ素材は肌触りがよいことでも知られています。
ストレッチ素材の原料である、ポリウレタンですが寿命があることを覚えておきましょう。使用頻度などによりますが、一般的には2〜3年程度と言われています。
ただし取り扱いの方法やお手入れ方法次第では、その寿命を少しでも長くできることもあります。
ストレッチ素材のアイテムを洗濯する際は、洗濯表示をしっかりと確認しましょう。基本的にストレッチ素材の多くは洗濯機で洗っても問題ないことがほとんど。しかし混紡されている糸の種類によっては、手洗いやクリーニングが推奨されている場合もあるため注意が必要です。
次に洗濯機に入れる際に洗濯ネットを利用しましょう。洗濯ネット無しの場合、型崩れや摩耗による毛玉が発生しやすくなります。生地へのダメージを少なくするためにも、洗濯ネットに入れてから洗濯機に入れましょう。
洗濯コースは「手洗いコース」や「ドライコース」がおすすめです。また生地の変色や劣化を防ぐためにも、塩素系漂白剤の使用は控えましょう。
ストレッチ素材の原料であるポリエステルやポリウレタンは、紫外線への耐性が弱いので洗濯後は風通しの良い場所で陰干していきます。また直射日光を当てることによって繊維へのダメージが大きくなり劣化を早めてしまうので注意しましょう。
ストレッチ素材は、シワが付きづらいことが特徴なので基本的にはアイロン掛けは不要です。そもそもストレッチ素材の原料であるポリエステルやポリウレタンは、ゴムの一種なので熱に強くありません。
しかし使用頻度が増えてくると生地が劣化してしまい、シワが気になりだすことも。どうしてもアイロン掛けを行いたい場合は、必ず当て布をしましょう。
シルエットはトレンドのゆったりシルエットで、起毛とストレッチ性で滑らかさとストレスフリーな着心地が抜群のロングスリーブTシャツ。
ポケットとボディにかけてプリントが施されており、コーディネイトの主役になってくれる一枚です。
身体から発散される水分を吸収する際に発生するエネルギーを熱に変換する吸湿発熱素材を採用しているので、着用するだけで+2℃を実現しています。
商品スペックは以下の通りです。
商品名:HX REGULAR LST
品番:EKM1FA3074
カラー:ブラック、オフホワイト、ローズ
サイズ展開:S、M、L、LL、3L
価格:4,290円(税込)
ポケットが付いたビッグシルエット、着回しのきく無地のロングスリーブTシャツ。
素材自体が持つ独特の機能により、肌面に暖かさを与える構造になっていることが最大の特徴です。
身体から発散される水分を吸収する際に発生するエネルギーを熱に変換する吸湿発熱素材を採用。これにより着るだけで+2℃を実現させています。
インレイ裏毛なので、しっかりとした構造ながら、しなやかで柔らかい風合いを体験してみてくださいね。
商品スペックは以下の通りです。
商品名:HX F/TERRY OVER LST
品番:EKM1FA3075
カラー:ブラック、サンドベージュ、ベージュグレー
サイズ展開:M、L、LL
価格:4,290円(税込)
アメカジなアーチ型プリントがポイントのロングスリーブTシャツ。トレンドのビッグシルエットを採用し、ドロップショルダーでゆったり着用できる一枚。
身体から発散される水分を吸収する際に、発生するエネルギーを熱に変換する吸湿発熱素材を採用しています。これにより肌面に暖かさを与える構造になっているので、着るだけで+2℃を実現しています。
起毛とストレッチ性で滑らかさとストレスフリーな着心地を体感してみてください。
商品スペックは以下の通りです。
商品名:HX OVER LST
品番:EKM1FA3076
カラー:オフホワイト、ローズ、サンドベージュ
サイズ展開:M、L、LL
価格:4,290円(税込)
今回はストレッチ素材の基本的な知識と、その特徴やお手入れ方法について解説しました。
ストレッチ素材は伸縮性と弾力性富んだ素材の総称のことであり、ストレッチ素材という名称の原料はありません。
スポーツウェアから下着まで多くのアイテムに採用されていますが、ストレッチ性とキックバック性が最大の特徴。これによりストレスフリーな着心地を実現させることができます。
しかしながら他の素材に比べ伸び縮みがしやすいことから、生地自体の寿命が2〜3年程度と言われています。お手入れ方法については当記事を参考にしていただき、大切なアイテムを少しでも長く愛用できるといいですね。